私が今まで施工主様と看板設置の打ち合わせをさせて頂いた時に、
よく「スペースが空いているから」「この文言が格好いいから...」等と言われますが
実はそうでは無く、「儲かる看板」には科学的に実証された制作ノウハウが別に有るのです。
下記の通り、3段階に分けて考えて看板の設置場所や、掲示する文言を考えていかないと、せっかく設置する看板の効果も薄くなってしまいます。
「科学」と「感性」は分けて考えましょう。
具体的なノウハウを以下に表記してみましたので看板制作時の参考にして頂けたら幸いです。
 
看板の種類と特性
売上UPのサイクルを看板で作り出しましょう。
◆「何屋さん」なのかはっきり伝える。
  例:業種がイメージ出来る写真・イラストを活用する。
オブジェなどの立体看板を用いる。
◆通行客から見て、目線に飛び込んでくる位置に看板が出ているか?
  店舗の間口に対して平行(0°)の看板は通行客からはほとんど目立たないため直角(90°)の位置に看板があるかどうかがカギになってきます。
◆「野立て看板」「交通広告」の有効利用。
  お店の近辺に看板を置くのが無理なら少し離れた場所に設置しましょう。
お客様が日頃よく移動する道路沿いに建てます。こうすることによって自店より遠いエリアのシェアアップに繋がります。
◆「はみだし看板」の活用。
  人間は「ちょっと周りと違うもの」とか「変わった形のもの」に反応するようです。普通「看板」と言えば「平面で四角」と思っているお客様が多いので、ちょっとだけはみ出しているとか、前に突起しているような看板を作ると反応率が高いです。
◆お店自体を看板化する。
  集客出来ているお店は、その建物自体が看板の役割をしているという特長があります。繁盛している店舗は「看板は、看板。建物は建物。」と分けていません。
「何屋さん」かはっきりわかる看板
通行客の目線にあわせた看板の角度
目立つ看板の形状
2.新規顧客がリピート顧客になってくれるための看板
◆お店のポリシーや考え方が伝わっているか?
  (経営理念を書いた看板をお客様から見えるところに掲げる)
◆予告看板の活用
  (キャンペーン・イベントの事前告知等を看板で行い、このお店に来ればいつも何かがお得だと思わせる。)
◆お客様の声を店内に貼り出す。
  (「高品質・親切さ」を表現しやすい。)
◆トイレ看板の有効活用
  トイレはお客様の滞留時間が長く読み取る時間も十分ありますので内容を伝えやすいです。空いたスペースに気の利いた看板」を貼りましょう。
◆お店のこだわりを看板にする。
  素材や製造方法などのこだわりを目立つところに掲示する。お客様は、自分の買った商品に納得したいものです。事前に情報を刷り込むと満足度が高まります。
◆自店のサービスはどういったものが有るかお知らせする。
  人はだれでも、親切なお店で買い物をしたいものです。商品の品揃えだけでは無く、サービスの品揃えを看板にするとお客様も安心でき、リピートに繋がります。
予告看板の活用
トイレ看板の活用
お店のこだわりを看板に
3.客単価を上げるための看板
◆自店の取扱商品がいかに価値の高いものか訴求する。
  価値をアピールできなければ価格競争に巻き込まれていきます。価値ポイントを看板に表現すれば、安売りしなくても売れていくはずです。
◆「おすすめ商品」をPRする看板を提示する。
  お客様は何を買えばよいか迷っている場合がほとんどです。目立つ場所に掲示しましょう。おすすめ商品の見つけ方は「売る側にとって儲かる」「買う側にとってうれしい」商品です。
◆ウェルカムボード等のネーミング看板を設置して
 顧客との親近感を出す。
  (副産物として「流行っているお店」「温かみのあるお店」と認識されやすい)
◆お買い上げ商品点数を増やす看板
  「せっかく来たんだから・・」というお客様の心理に火をつけましょう。今までのお客様の購入情報等を分析して、セット販売したい商品をピックアップして、2品目、3品目に誘導する看板(POPやポスター)を作成しましょう。
◆価格の違いを整理して一覧提示する看板
  価格の違いは何なのかを整理して分かりやすく表示する。安い物しか売れないのは整理された情報を提示していないことが多いのです。
おすすめ商品を看板でPR
親近感の出るウエルカムボード